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HaTaキャリ 今後の自身の働き方や生き方を考え始めた女性②
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HaTaキャリ 今後の自身の働き方や生き方を考え始めた女性②
HaTaキャリ 今後の自身の働き方や生き方を考え始めた女性②
働きたいあなたへのヒント HaTaキャリ シリーズ3 第2回(2019年11月配信)
☆シリーズ3 子供が独り立ちしたのを機に、今後の自身の働き方や生き方を考え始めた女性。
福山さん(仮名)49歳 女性 保険会社の営業社員 家族:長男22歳と実母と同居
(前回のあらすじ)
ひとり親として、精一杯働きながら子育てをしてきた福山さん。一人息子の就職が決まり一区切りついたようなほっとした気持ちの一方で、子供との生活費や教育資金などお金のために働くという目標がなくなることに戸惑いも感じています。福山さんは、来春子供が独り立ちするという一つの人生の節目に、これまでの生き方や今の職場での働き方を振り返り、これからの自分の働き方や生き方について考えてみたいと思うようになりました。
(以下前回からの続き CC=キャリアコンサルタント)
福山さん
「仕事の方は、コンプライアンスが厳しくなってきた影響で、いろいろと手間がかかるように なってきましたし、“働き方改革”だから残業はするなと言われるし・・・。それでも営業所の目標を達成するにはお客様訪問や新規のご紹介をフォローして行かなきゃいけないし。もうしんどいなあと思うときも正直あります。今までは子供のためにがんばって来られたんですが・・・。」
CC
「お仕事の環境が厳しくなってくる中でも、福山さんはお子さんのためにがんばって来られたけれど、最近は『もうしんどいなあ』と思われることもあるんですね。」
福山さん
「ええ、子供の就職が決まってから、ほっとした半面何か心の支えになる柱の一つがなくなったような、今までと比べてがんばりが効かなくなったような感じですね。もちろん、お客様のことは大事に思っていますし、年下の営業所長は何だかんだと私を頼ってくるから、このままじゃ いけない、がんばらなくてはと思うんですが・・・。」
《ご参考》空の巣症候群
「空の巣症候群(からのすしょうこうぐん)」(Empty nest syndrome)とは、子供が就職して独り立ちしたり、結婚して家を出た後、母親が肩の荷が下りて楽になる一方で、寂しさや虚しさ、憂鬱な気分などを感じる状態のことを表します。母親の燃え尽き症候群とも言われています。このような状態を、ひな鳥の巣立ち後の「空の巣」に例えた用語です。
CC
「お子さんの就職が決まってから、心の支えの一つの柱がなくなったようで、がんばりが効かなくなった・・・。お仕事の目標がなくなったような感じでしょうか?」
福山さん
「うーん、今の会社で目標数字とかやらなきゃいけないことは相変わらずたくさんあるんです。仕事の目標というか、人生の目標と言ったらちょっと大げさかもしれませんが・・・。今までは、子供の進学や部活のためのお金とか、塾の月謝とか、生活費とか、もちろんお客様のためという気持ちもありましたけど、はっきり言って一番はお金のために働いてきたんです。でも、これからはお金のためと言うよりも、もう少しゆっくりと、もっと人の役に立てるような仕事をやって行けたらいいかな・・・。」
CC
「私は、福山さんがお子さんのためにがんばって来られた保険の営業のお仕事も、お客様のため人のためにもなっていると思うのですが。『もっと人の役に立てるような仕事』とはどのようなことをお考えですか?」
福山さん
「そうですね、まだよく考えてはいないんですけど。私のような母子家庭のお母さんや、障害のあるお子さんのいるお母さん、様々な事情を抱えていらっしゃるご家庭の親御さんやお子さん、そういった方々のお役に立てるようなことが何かできたらなと思う事があるんです。」
CC
「そうすると、福山さんは、そのような人を支援するようなお仕事に転職をお考えなんですか?」
福山さん
「いえ、今すぐ転職とか考えてないんです。でも、これからはもう少しゆっくりと生きたいとか、人の役に立てて喜んでもらえるような仕事をしたいなあとか。それに、今はまだ母も元気だし、何か新しい事にチャレンジするならラストチャンスかなとか、いろいろ考えますね。」
CC
「何か新しい事にチャレンジ?」
福山さん
「高校の同窓会にも、いろいろな専門の資格を取って、事業を始めたり働きながら副業を始めたりした女性もいましたから。そういうのもいいかなって思います。でも、私、この業界でしか使えない資格しか持ってないし、特別な取り柄があるわけじゃないですから難しいですかね。」
CC
「福山さんはこれからも仕事は続けて行きたいけれど、もっと人の役に立てて喜んでもらえるようなお仕事をしてみたいとか、そのためにも何かこれからの仕事に生かせる資格にチャレンジして、将来は起業や副業もできたらいいなと思ってらっしゃるんですね。今の会社の中では、福山さんのご希望をかなえることは難しいのでしょうか?」
《ご参考》創業・起業支援に関するサイト
〇
わたしの起業応援net~経済産業省「女性起業家等支援ネットワーク構築事業」~
〇
松山商工会議所ホームページ
〇
未‣来Jobまつやまホームページ
福山さん
「ええ、まあ、今の会社では副業はできないし、今の会社にも福祉関連の部門や社会貢献のような事業もありますけど、営業専門職の私はそういう仕事には携われないだろうし、この歳で女性の転職は難しいだろうし。だったら何か人の役に立つ資格を取って事業を始めてみるのもいいかなと。会社の同僚や事業経営されているお客様に相談する訳にもいかないから、まだ何をどうしたらいいかわからないんですけど・・・。」
CC
「福山さん、最近、仕事や人生の節目に、お仕事のスキルアップや新しいことにチャレンジするために、新たな資格取得を目指したりもう一度勉強をし直したりされる方が増えていることをご存知ですか?」
《ご参考》「働く女性の学び直し・リカレント教育に関する意識調査」
ソフトブレーン・フィールド株式会社調査 2018年10月19日プレスリリースより
※リカレント教育とは、義務教育の終了後、教育と就労を交互に繰り返す教育システムのことです。
福山さん
「そうですね、そういう話は聞いたことがあります。私のお客様の中にも、お仕事に必要な勉強をされている若い方や、子育てや家事の合間に、再就職の役に立ちそうな検定や資格を取って おこうと、がんばってらっしゃる方もいますね。」
《ご参考》「リカレント教育で学び直したい事」(35歳以上ミドル調査)
エン・ジャパン株式会社 2018年2月28日ニュースリリースより
CC
「福山さんは、これからのために何か勉強したい事やチャレンジしたい資格はありますか?」
福山さん
「そこがまだ曖昧なんですよね。来年春に子供が家を出て行ったら、寂しくなるでしょうけど、自分の時間もできるだろうし・・・。今から、その後どうするか考えておいた方がいいですよね。」
CC
「そうですね。福山さんが、これからも今のお仕事を続けながらスキルアップされるにしても、新しいお仕事や起業にチャレンジされるにしても、一度これまでのキャリアを振り返ってみてから、これからのキャリアの目標や方向を考えてみたらいいかもしれませんね。資格へのチャレンジや学び直しも、これからの目標や生き方につながって行くものがいいと思いますね・・・。」
つづく
次回予告
子供が独り立ちした後の生き方の目標を、戸惑いながらも考え始めた福山さん。とは言え、何をどう考えたらいいのか、何ができるのかわからずにいます。キャリアコンサルタントは、福山さんの子供が独り立ちする寂しさに寄り添いながら、これからの働き方や生き方の方向性や軸となる価値観を一緒に考えてみることにします。
以上
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