お仕事コラム 第29回 【「履歴書」から見えてくること】

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お仕事コラム 第29回 【「履歴書」から見えてくること】

2019年10月掲載

2019年10月掲載

今回は、履歴書を作る時の注意点から三つ選んで、その意味について書いてみます。

1.誤字、脱字、記載漏れが無いか確認する。

どんな仕事にもミスや漏れはありますが、それらを起こすことよりも気づかないことの方が問題です。

履歴書という大切な書類を提出する前に見直さない人は、自分の仕事の点検や確認をしない人ではないかと見られます。

2.書き間違えた場合は、最初から書きなおす。

書き間違えたら修正テープや二重線で訂正するのではなく、面倒でも最初から書きなおすのが基本です。

「少しくらいよいだろう」「見ればわかるだろう」と基本ルール通りに対処しない人は、仕事においても身勝手な判断をする人ではないかと見られます。

3.志望動機を書く。

履歴書の中の学歴や職歴は、過去のことです。

一方、志望動機は未来のこと。志望動機は、その仕事を選んだ理由や、これからやりたい事などを書くことになります。

将来のことが曖昧だったり書かれていなかったりする人は、本当にその仕事を続けて行く意欲があるのかと思われます。

実際には、履歴書の気がかりな点も、大目に見ないと人材が確保できない場合もあるようです。

しかし大目に見て採用した人は、長続きしない事が多いという話も聞きます。

履歴書は「公式文書」なので、事実を正確に簡潔に書くことが必要です。

字が上手か否かを見ている訳ではありません。

体裁を取り繕おうとするよりも、書式やルールを守りながら丁寧に心を込めて作ろうとする方が、自分らしくて納得の行く履歴書になるでしょう。

そして採用する側と採用される側にとっても、履歴書の印象は面接の印象と同様に大切ですし、正直で嘘のない履歴書はその人の仕事に向き合う姿勢を表すと考えられます。

そのような等身大の履歴書で採用されたならば、仕事も長く続けられるのではないでしょうか。

キャリアコンサルタント 久保賢司

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