■内定をもらっても迷うことはある
来年春から就職希望の学生の多くは、10月1日以降、企業から正式な内定をもらいます。
内定をもらって安心する人もいれば、逆に不安になる人もいるでしょう。
もっと自分に合った会社や仕事があるかもしれない。
そんな迷いがある人もいるかもしれません。
■そもそも「内定」とは?
内定とは、企業と応募者が入社に向けて意思確認がなされ合意した(労働契約が成立した)状態のことです。
よって、卒業ができなかったなど、合理的な理由がない限り企業側から内定を取り消すことはできません。
では、応募者が内定を断ることができるかというと、法律上は問題ありません。
待遇や条件の面を確認すると、話しが大きく違う。
健康や家庭にやむを得ない事情ができた。
もっと自分のやりたい仕事に挑戦したいと気が変わった。
どのような理由であれ、職業選択の自由がありますから内定を断ることもできます。
■不安を残したまま入社しないために
とは言え、内定を辞退することは簡単なことではありません。
企業は内定を出す以上は採用する準備や期待をしているのですから、大きな迷惑をかけることにもなりかねません。
一方で、確認したいことや不安に感じていることをそのままにしておくと、入社してからミスマッチが生じて働き続けることが難しくなるかもしれません。
迷うところでしょう。
■気になることは入社前に確認する
内定が出たら、企業の担当者に「ありがとうございます」とまずお礼を伝え、その上で「確認させてもらいたいことがあるのでお時間いただけますか?」と伝えてみましょう。
内定を受けるにしても辞退するにしても、不安もあれば決める勇気もいるでしょう。
一時的な感情や根拠のない情報に惑わされないよう、迷ったら家族や信頼できる人に相談しましょう。
最後はどちらに決めるのも自由ですが、自由には責任も伴います。
■自由な選択には責任も伴う
内定は新しいキャリアの方向が決まった段階です。
自分の都合だけでなく、自分の行動が周囲に及ぼす影響を考える姿勢は、長く気持ちよく働くためにも大切なことと思います。
キャリアコンサルタント 福積千佳子