リアルだからこそ得られるもの
「なぜ、オンライン研修ではなく対面形式のリアル研修を選んだのですか?」講師の問いかけに、ある受講者が答えました。
「私にはリアルで講師や他の方の話を聞く方が合っていますし、身なりを整えて会場に行くまでの緊張感やその場の温度感が好きなんです。」
テレワークやオンライン会議を利用している民間企業の数は、2022年以降減少傾向が続いています。
最近の割合では約47%です。
総務省の調査では、テレワークの9割が在宅勤務ですが、その頻度は週に1日以下が約半数というのが現状のようです。
会ってこそ伝わる熱意と誠意
テレワークにはその意義やメリットもあるのに、あまり広がらないのには理由があります。
そもそも、サービス業や営業職など業種や職種によって合わないものがあります。
事務系などいわゆる内勤の職種では、社内のコミュニケーションが取りにくいという理由が年々増えています。
社内会議や関係者との打ち合わせ、取引先との商談など。
もちろんメールやオンラインも利用しつつ、今は対面ですることが普通になっている所が多数です。
特に、相談事や交渉事は相手の所に足を運ぶ方が熱意や誠意が伝わりやすいからです。
就職活動では、オンライン企業説明会よりもできるだけリアル開催の会場に足を運んだ方が良いでしょう。
会場の熱気や企業の人気、担当者の表情や態度からも得られる情報や感じるものがあるかもしれないからです。
そのようなリアルな情報や自身の感覚は、応募先に迷った時の判断材料になるでしょう。
企業説明会は会場で感じることも大切
足を運ぶとは、時間や労力をかけて行くという意味です。
タイパやコスパも大事ですが、反対に時間や労力をかけるからこそわかることや、進捗や解決が早まることもあるのです。
人を動かすのは、リアルな現場
面倒がらずに、目的を持って、足を運ぶ。足を運んでくれた相手にはねぎらいの気持ちを持つ。
物事を決めたり動かしたりするのは、リアルな現場の人ですから。お互いに無駄足にならないためにも。
キャリアコンサルタント 久保賢司