就活でよくある“どちらが良い?”という悩み
「履歴書は手書きの方が良いですか?」
「面接の時はスーツの方が良いですか?」
就職活動の相談で、時々質問があります。
初めての転職の人、様々な理由で長く仕事を離れていた人の再就職の場合など、疑問を持つことはいろいろとあるでしょう。
正解は?
履歴書については、あるアンケート調査では、手書きがよい、パソコン作成が良い、どちらでも良いと、ほぼ同じ割合で企業の答えが分かれています。
面接の時の服装はどうでしょう。
仕事の内容や業種など応募先企業によって、スーツでなくてもよい場合もあるでしょう。
正解は一つではないのです。
採用担当者に伝えるべき“中身”とは
ちょっと考えてみましょう。
履歴書を作るのも面接を受けるのも、何のためにしているのかと。
当然、応募先に採用されるためでしょう。
履歴書はビジネス文書ですし、面接はビジネスシーンです。
では、どう考えればよいでしょう。
先方に良い印象を持ってもらうにはどうしたらよいか。
自分にできる事や意欲を伝えるにはどうすればよいか。
そう考えると、体裁や印象だけでなく履歴書の中身や面接の応答内容、マナーも大事とわかります。
こんな質問もあります。
「未経験の職種ですが応募しても良いですか?」
「私の年齢では、応募はやめた方が良いでしょうか?」
もちろん、相談内容に合わせてより良いと思われるアドバイスや意見は伝えます。
ただ、私の本音を言うと、やってみたいと本気で思うなら、やってみればよいのです。
やらないで後悔するよりも、やった方がうまく行かなくてもましだからです。
そこから何か学ぶことがあるからです。
迷ったら、自分には難しいと考える方を選ぶと良いのかもしれません。
判断力は小さな選択の積み重ねから
仕事をするうえでも、どちらが良いかと判断に迷うことはあるでしょう。
そのような時、周りの人に相談して判断を委ねるだけでなく、自分の考えや意見を持っておくことは大切です。
自分で決めた小さな選択の積み重ねが、判断力をつけることにもつながるからです。
キャリアコンサルタント 久保賢司