「就職できるのだろうか?」という不安…
私は就職できるのだろうか?
そろそろ秋の新学期を迎えようという時期。
就活生の中には、こんな思いを持っている人もいるのではないでしょうか。
ある調査では、来春卒業予定の大学生や大学院生のうち、就職希望先の内々定をもらっている学生の割合は7月末時点で8割を超えています。
内々定の多くが10月1日に内定となり来春の入社につながると考えると、まだ内々定先がない学生は、焦りや取り残されたような感覚になるのも無理はないでしょう。
別の見方をすると、まだ内々定がなくて就活継続中の人が2割近くいるのです。
あきらめずにがんばっている人も多いのでしょう。
内々定をもらっても迷う学生たち…
こんな調査データもあります。
7月末時点で就職活動を続けている学生の割合が(内々定先未定も含めて)3割を超えているのです。
つまり、内々定をもらいながらも、より自分に合った就職先を求めて活動を続けている人も少なくないのです。
就活売り手市場の中で周囲の流れに乗って内々定は取れたけれど、自分の行動や就職先の選択を振り返って、疑問や迷いを感じているのかもしれません。
仕事のキャリアのスタート地点をどこにするか。
何が正解かわからなくても、自分自身に向き合って決めることが大切です。
「今さら遅いよ。いい所はもう終わっているよ」そんな他人の言葉に惑わされず、人と比べて自信をなくさず、自分の道を探すチャンスととらえましょう。
中小企業やベンチャー企業の中には、常に若い人材を求めている成長力の高い企業も数多くあります。
就職先を決めることも大事ですが、就職してから自分らしいキャリアを歩み成長できそうかということもこの機会によく考えてみましょう。
「ピンチ」を「チャンス」に変える視点
ピンチはチャンス。
そんな発想で困難に向き合う姿勢は社会に出てからも大切です。
一人で困難を乗り越えるのが難しそうなら、誰かに助けてもらいましょう。
もし乗り越え方を間違えたら、やり直したらいいのです。
キャリアコンサルタント 久保賢司