減便中の松山と沖合の島結ぶ高速船 10月めどに従来の便数に

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減便中の松山と沖合の島結ぶ高速船 10月めどに従来の便数に

今後、運航に必要な船員数を満たせるようさらに採用を行う

今後、運航に必要な船員数を満たせるようさらに採用を行う

松山市と沖合いの島々を結ぶ中島汽船は、深刻な船員不足を理由に高速船の一部を運休していましたが、船員の確保が進みつつあるとしてことし10月をめどに通常の便数に戻す予定にしています。


松山市の高浜港と沖合いの中島をはじめとする島々を結ぶ中島汽船の高速船は、ことし2月から船員不足を理由に一部の便を運休しています。


中島汽船ではその後、採用活動を強化したことなどから5人の船員を確保できたということです。


今後、運航に必要な船員数を満たせるようさらに採用を行うなど、準備を進めことし10月をめどに従来の便数に戻す予定にしています。


松山市の高浜港と

▽中島の大浦港などを結ぶ「東線」は上り下りであわせて1日2便に減便していたのを5便に、

▽中島の神浦港、それに怒和島などを結ぶ「西線」を3便から5便にそれぞれ戻すということです。


中島汽船は「ご利用の皆さまにはご不便をかけていて申し訳ありません。

船員の待遇改善を図りながら引き続き採用活動を進めていきたい」としています。


配信元:NHK 愛媛 NEWS WEB

配信日:2025年6月12日


今回のこの報道に関して


中島汽船の減便がようやく解消に向かうとの報は、島民や観光客にとって大きな安心材料となるでしょう。

離島にとって交通手段は「インフラ」であり、「ライフライン」でもあります。

船員不足が理由で減便されるという状況は、それだけで地域の生活や経済活動に深刻な影響を及ぼします。


今回、5人の新たな船員を確保できたとのことですが、今後も持続的な運航体制を維持するには、待遇改善と安定的な採用の両輪が不可欠です。

特に、若年層の人材確保のためには、給与や休暇制度だけでなく、「島の暮らしそのもの」に魅力を感じてもらう取り組みも求められるでしょう。


また、船の便数が戻ることは「戻る」だけでなく、「前に進む」契機にもなり得ます。

定期航路の安定は、観光再生・移住促進・地域経済の活性化にも直結します。

今回の改善が、離島の未来を支える第一歩になることを期待したいです。

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