愛媛 ことしに入り特殊詐欺被害額増加 前年同期比2.6倍に

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愛媛 ことしに入り特殊詐欺被害額増加 前年同期比2.6倍に

偽の警察手帳や逮捕状を示して本物の警察官だと信じ込ませるなどの被害

偽の警察手帳や逮捕状を示して本物の警察官だと信じ込ませるなどの被害

ことしに入り、愛媛県内で特殊詐欺の被害が相次いでいます。

先月末までの被害額は前の年の同じ時期に比べて2.6倍に増加していて、警察が注意を呼びかけています。


愛媛県警がことし1月から先月末までに把握した特殊詐欺の件数は50件で、被害額はあわせて1億4325万円に上り前の年の同じ時期に比べておよそ2.6倍となっています。


なかでも、偽の警察手帳や逮捕状を示して本物の警察官だと信じ込ませたうえで、捜査のためなどとして現金を要求する詐欺が被害額全体のおよそ66%を占めています。


警察は動画投稿サイトに実際の詐欺の音声を公開していて警察官を名乗る人物が、「あなたにマネーロンダリングの容疑がかかっている」とか、「周囲に話したら聞いた相手も共犯だと疑われる」などと話してだます手口が紹介されています。


警察は、警察官がSNSやビデオ通話を使用して警察手帳や逮捕状を見せることはないとして、そのような話があった場合は最寄りの警察署で対面で相談するよう呼びかけています。


配信元:NHK 愛媛 NEWS WEB

配信日:2025年5月19日


今回のこの報道に関して


愛媛県内で特殊詐欺の被害が急増し、今年はすでに約1.4億円という深刻な状況にあります。

とりわけ「警察官を名乗る詐欺」が被害額の6割以上を占めており、県民の不安や信頼を逆手に取った卑劣な手口が目立ちます。


「あなたに逮捕状が出ている」「捜査のために口座を移して」など、もっともらしい話を持ち出されると、冷静さを失ってしまうのも無理はありません。

特にSNSやビデオ通話といった現代的なツールを使うことで、詐欺がより身近で、リアルに感じられてしまうのが現代の特徴です。


警察が「逮捕状をLINEで送る」ことは絶対にありません。

万が一疑わしい連絡が来た場合は、一人で悩まず、必ず家族や警察に相談するよう心がけたいものです。

こうした情報を家族内や地域で共有し、“知っていることで防げる被害”を一件でも減らしていくことが大切です。

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