SNSで闇バイト募集し応募者を受け子に勧誘か 18歳の大学生逮捕

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SNSで闇バイト募集し応募者を受け子に勧誘か 18歳の大学生逮捕

「過去に闇バイトに応募したことがあり、今回も楽に稼ぐことができるリクルーターの仕事を探して始めた」などと供述

「過去に闇バイトに応募したことがあり、今回も楽に稼ぐことができるリクルーターの仕事を探して始めた」などと供述

SNSで口座の買い取りを持ちかける「闇バイト」募集の投稿をし、応募してきた人を特殊詐欺の「受け子」に勧誘したなどとして、愛知県警察本部は18歳の男子大学生を、職業安定法違反などの疑いで逮捕しました。

警察は、「闇バイト」の募集には決して応じないよう呼びかけています。


逮捕されたのは、相模原市の18歳の男子大学生で、警察によりますと、ことし1月、SNSで口座の買い取りを持ちかける「闇バイト」募集の投稿をし、応募してきた人を特殊詐欺の「受け子」に勧誘したなどとして、職業安定法違反などの疑いが持たれています。


調べに対し、大学生は容疑を認めたうえで、「過去に闇バイトに応募したことがあり、今回も楽に稼ぐことができるリクルーターの仕事を探して始めた」などと供述しているということです。


大学生は勧誘の際、「違法ではない債権回収の仕事」などと説明するよう別の人物から指示され、報酬として少なくとも17万円を受け取っていたとみられています。


闇バイトに応募した人が、個人情報を理由に脅されるケースが相次いでいますが、警察は、相談してもらえば保護するとして、闇バイトの募集には決して応じないよう呼びかけています。


配信元:NHK NEWS WEB

配信日:2025年5月8日


今回のこの報道に関して


18歳の大学生が、闇バイトの「受け子」勧誘で逮捕されたという今回の報道は、若年層が加害者・被害者の両面で闇バイトに巻き込まれる現実を改めて突きつけるものです。

SNSを通じた「口座買い取り」の募集という形で始まった犯行は、巧妙な指示のもとに、詐欺の片棒を担がせる形で拡大していったことが明らかになっています。


注目すべきは、逮捕された大学生自身が過去に闇バイトへ応募した経験を持っており、「リクルーターなら楽に稼げる」と考えていた点です。

闇バイトに一度関与すると、その後も抜け出せず、さらに深い犯罪行為へと引き込まれる危険性が高いことを示しています。


また、勧誘の際に「違法ではない債権回収」などと正当性を装っていた点も見逃せません。

多くの若者が「グレーゾーン」だと信じ込まされて関与してしまう構図は、非常に危険です。

闇バイトはれっきとした犯罪であり、「楽に稼げる」という誘い文句の裏には必ずリスクが潜んでいます。


警察が呼びかけているように、闇バイトの勧誘には絶対に応じず、少しでも不審に思ったら、家族や警察など信頼できる相手に相談することが重要です。

若さゆえの判断ミスが、取り返しのつかない結果を招く前に、社会全体で啓発と支援の手を広げていく必要があります。

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