2018年10月掲載
あなたが「一緒に働きたい人」はどんな人でしょうか。
職場の上司や先輩なら、尊敬できる人や面倒見の良い人でしょうか。
同僚なら、気の合う人でしょうか。
部下や後輩なら・・・?人それぞれ好みや考え方の違いはあるでしょう。
そもそも一緒に働きたいとか、一緒に働きたくないとか、考えたことはないという人も多いでしょう。
職場の人間関係は選べませんから、好き嫌いや気が合うか否かなど、わがままを言ったら仕事はできません。
それでも、職場は人の集まりですから、なるべくなら周囲に「一緒に働きたい人」が多い方が働きやすいでしょう。
自分自身も「一緒に働きたい人」と周囲から思われた方が居心地良いのが人情ではないでしょうか。
決められた仕事を一人でこなしているように見える人でも、企業の一員として働く以上、職場で人との関わりが全く無いことはありません。
このコラムを読んでおられる方が就職活動をされているならば、ご自身が応募先の面接担当者や職場の人から「一緒に働きたい人」と見てもらえそうか、考えてみましょう。
「大丈夫」と思えるなら、それで良いです。考えたことがないという方。
特に、正社員や長く働くことを目指している場合は、その視点は必要と思います。
それほど難しい事ではありません。
自分がどう見られているか、採用担当者になったつもりで想像してみましょう。
求人募集している仕事に対する適性や能力、意欲はもちろん大事ですが、視点はそれだけでしょうか。
採用したい人材に関する企業アンケートでは、「コミュニケーション能力」が常に上位です。
挨拶や気遣いができる人、自分の意見を言うだけでなく、人の話も聞いている人。
八方美人ではなく、誠意が感じられる人です。
また、自分の仕事に責任感を持って働いている人。
私は、そんな方と長く一緒に働きたいと思います。
皆さんはいかがでしょうか。
キャリアコンサルタント 久保賢司