お仕事コラム 第5回 【面接に行こう】
2017年10月掲載
定年退職を迎えて再就職活動をしている男性の話。
「就職活動なんて学生の時以来だから、面接で聞かれたことにうまく答えられるか不安だよ。」
子育てが一段落して、仕事を探し始めた女性の話。
「家事と仕事の両立には正直不安もあります。でも、面接で残業のことなど、どこまで聞いていいのか迷います。」
就職活動において、面接は多くの人にとって緊張する場面でしょう。
面接担当者がどんな人か、自分がうまく対応できるか、そして受け入れてもらえるか、不安もあるでしょう。
でも、面接は避けられない関門です。
面接に不安や迷いがある方、このように考えてみてはいかがでしょうか。
「面接担当者は、話の上手さを見ているのではない。その求人に適した人材かどうかを判断している。」
「面接は、その職場が自分に適しているかどうかを知る絶好の機会。」と。
実際、面接に行って初めて知る事柄や担当者の印象、職場見学ができる場合などは、現場から感じられる雰囲気もあります。
また、気になることやわからないことは、遠慮せずに質問したらよいのです。
その受け答えの内容や担当者の姿勢からも、自分に適した職場なのか推定できるでしょう。
面接は、対等な立場でお互いを知る場なのです。
応募先が決まっていないから面接に行くチャンスがないという方。
企業説明会や就職面接会などのイベントに足を運んでみましょう。
企業の担当者と直接話ができ、情報収集もできる良い機会です。
面接の練習と考えることもできますし、意外な所に就職のチャンスがあるかもしれません。
段々と、受け答えのコツや判断のポイントも分かってきます。
面接は、先方にとっては仕事ですから、失礼にならないマナーや準備は必要です。
希望の求人に縁がなくても、早めに気持ちを切り替えて次の面接に行きましょう。
面接に行くことが一番の面接対策で、就職への近道です。
キャリアコンサルタント 久保賢司