2022年1月掲載
キャリアコンサルタントの福積千佳子です。
この数年、就職活動の進め方や自己アピールの仕方にも変化が見られます。
一般的には、求人に応募する際には、まず履歴書や職務経歴書を作り、その後面接や適性検査などを受けて、それから採否が決まるという流れが今でも多数です。
一方で、最近は、WEB応募やリモート面接という方法も増えています。
インターネットで応募先のエントリー画面に名前、住所、自分の強みなどを入力して、その後オンラインの面接で採用が決まるケースもあります。
今までの様な応募書類や対面での面接は必要ないのです。
そうなると、自分の能力や意欲や個性をアピールするのは難しいと感じる方もいるでしょう。
そこで、最近では、若手の方を中心に、エントリーシートや応募書類に代えて、自己PR動画を撮影して企業に事前に送るという方法も出てきています。
そのような選考方法の変化に対応して、準備をすることや練習をすることは、大事なことです。どうすれば印象が良くなるか、自己アピールできるか。
内容だけでなく、話し方や表情などを、パソコンの機能を使って調整したり編集したりすることもあるでしょう。
ただし、採用選考では、必ずしも応募書類の作り方が上手いとか、面接の受け方が格好いい人ばかりを選んでいるのではなく、一緒に働きたい人を選んでいると、私は思います。
そう考えると、仕事において自分の能力や個性を発揮することと、チームで成果を出すための協調性も意識して、バランス良くアピールすることが大切です。
企業が求めている人材は同じではありませんが、選考方法が変わっても大事な事は変わりません。
求められている人材に合っていることや働きたいという意欲が伝わるか、一緒に働いてもらいたいと思われるか、という事がポイントなのです。
そして、採用されたら、そこで働くのは、生身の自分であることも忘れないでください。
キャリアコンサルタント 福積千佳子