2021年10月掲載
体を動かすのが心地よい季節になりました。
早朝の公園周辺には、ジョギングやウォーキングをしている人。
犬の散歩をしている人。
集団で走る運動部の学生もいれば、ゆっくりと歩いている高齢者の夫婦もいます。
それぞれに、健康維持や体力づくりをしているのでしょう。
静かな活気を感じます。
「令和元年度体力・運動能力調査(スポーツ庁)」によると、新体力テストの合計点でみる成年(20~64歳)の体力は、この10年でおよそ向上しています。
特に20代後半と50代後半では、男女ともにその傾向が大きいです。
また、高齢者(65~79歳)の体力は、20年前と比べて10歳程度若返っていると言われます。
仕事をするために、体力や健康が大切なことは言うまでもありません。
とは言え、生身の人間。
思いがけず体調を崩してしまうことは誰にでもあるでしょう。
仕事を離れている期間が長い方の中には、働く体力に自信がなくなりかけている方もいるかもしれません。
体力や健康を維持するためには、まず生活リズムを整えることが大事でしょう。
朝、決まった時間に起きる。
食事を取る。適切な睡眠時間。
そして、散歩をする、ラジオ体操をする、自転車に乗るなど、意識して身体を動かす時間を作り、続けるのです。
お金をかけなくてもできる事はあるでしょう。
おっくうがらず、無理はせず。
休養も必要です。
「健全なる精神は健全なる身体に宿る」という言葉があります。
特に、就職活動中の方は、チャンスが来た時に前向きに考えて行動できる体力を備えておく事はとても大切です。
採用担当者は、あなたがこれから仕事を続ける体力があるかという事を重視するからです。
朝、公園を歩いていると、すれ違いざまに「おはようございます。」と挨拶を交わす人もいます。
見知らぬ人です。
気持ちの良いものです。
私にとって、外に出て体を動かすことは、心の体力つくりもしているように感じます。
キャリアコンサルタント 久保賢司