2021年7月掲載
キャリアコンサルタントの福積千佳子です。
私はこの仕事をおよそ10年続けています。
長くは続かない仕事もあった私が、この仕事を続けられたことを振り返って、そのコツを考えてみました。
一つは、困った時に早い段階で、周りにいる人に打ち明けられたことです。
自分の力不足や悩みを正直に話すと、親身に相談にのってくれる人や助けてくれる人が現れることがありました。
そして、私は手を差し伸べてくれた人には、きちんと報告とお礼をしてきました。
そうすると、また何か新たな困りごとが起きた時にも力になってくれました。
もう一つは、新たな仕事に向き合う時に、持てる力を精一杯出し切って仕事をしてきたことと思います。
力の加減ができない性格もあって、自分を追い込んでしまうこともありました。
もう少し楽にやればいいというアドバイスをされることもありました。
それでも、仕事に少しでも手ごたえを感じられたり仕事ぶりを認めてもらえたりすると、もっと勉強してがんばりたいという意欲がわいてきたのです。
もちろん、失敗や思い通りに行かないこともありましたが、続けてきたことで仕事の目標やささやかな自信も感じられるようになりました。
このコラムをご覧になっている方々は、仕事についている方、仕事を探している方など様々と思いますが、何か続けてきたことはありますか?
仕事の中で、就職活動の中で、これまで続けてきたことに目を向けて、自分が続けてこられたことを振り返ってみませんか?
続けること自体が目的ではないのですが、続けてみないとわからないこともあるのです。
続けられたと思える仕事や経験は自分だけのものです。
些細と思えることでも、素直にがんばって続けてきたことを振り返ってみて、支えてくれている人を思い浮かべてみましょう。
また明日から自分らしく仕事や就職活動をする意欲がわいてくることでしょう。
キャリアコンサルタント 福積千佳子